【こまめなお手入れが長持ちの秘訣】
捺印時のちょっとした気遣いでお手入れいらず
印鑑が汚れる主な原因としては、やはり朱肉の汚れが一番です。
捺印時のちょっとした気遣いで、印面の汚れを予防することができますので、次の点に注意してみると良いと思います。
1,朱肉をつけ過ぎない
朱肉をつけ過ぎると、印面のくぼみに朱肉が残りやすくなります。
2,捺印マットを使用する
捺印マットを敷くと印面への過度な負担を減らすことができます。それにより、印面のひび割れや欠けを予防することができます。また、捺印マットを使って、きれいに捺印することで印面に無駄な朱肉が残りにくくなります。
<おすすめ「捺印マット」>
捺印後すぐに印面をティッシュや布で拭くことで、印面に朱肉が残ることを防ぎます。朱肉残りは時間が経つと朱肉が固まり、拭いても落ちにくくなりますので、捺印後すぐに拭くことが印鑑をきれいに保つポイントです。
上記は基本的なことですが、実践するだけで、印面が汚れにくくなりますので、ぜひ意識して実践してみてください。
印面に朱肉が固まって残ってしまったら
捺印のたびに小まめに手入れをすれば良いと分かっていても、仕事が立て込んでいて、いちいち印面を拭くことができず、気がつけば印面の溝に朱肉汚れがびっしりと固まってしまったという場合もあると思います。
朱肉が固まってしまうと、ティッシュや布では汚れを落とすことは難しくなります。
そういう場合は、印面掃除用の「はんこブラシ」を使って掃除をするのがオススメです。
<おすすめ「はんこブラシ」>
「はんこブラシ」を使うことで印面を傷つけずに溝に詰まった汚れを落とすことができます。仕上げに布で表面の汚れを拭き取ってください。
安全ピンなどで掃除をする方もいますが、印面に傷をつける恐れがあるので、注意が必要です。
印材によって異なるお手入れ方法
<黒水牛やオランダ水牛などの角材印鑑お手入れ>
水牛などの角を使用した印鑑は「乾燥」に弱いため、冬などの暖房を多用する季節は注意が必要です。乾燥によって、ひび割れしてしまう恐れがあります。できるだけ暖房が当たる場所や直射日光が当たる場所に保管するのは避けましょう。
印鑑ケースに入れて保管すると乾燥しにくく長持ちします。
また、水牛印鑑は稀に「虫食い」の被害に遭う場合があります。タンスの中などに保管するときは、必ず印鑑ケースに入れて、防虫剤を使用することをオススメします。
<柘や黒檀など木材印鑑のお手入れ>
柘や黒檀などの木材を使用した印鑑は「印面が濡れた」状態で放置すると印面がもろくなる恐れがあります。
ですので、万一、印面が水に濡れた場合はすぐに印面を拭くようにしましょう。
また、木材のため朱肉の「油を吸い上げやすい」という特徴があります。朱肉が木材に染み込むと、印面がもろくなる恐れがあるので、捺印後は小まめに朱肉を拭き取ると良いでしょう。
それ以外にも「乾燥」によってひび割れすることもあります。印鑑ケースに入れて保存し、暖房や直射日光には注意して保管しましょう。
お手入れが楽なチタン印鑑
チタン印鑑は大変丈夫な素材のため、ひび割れや欠けの心配がほとんどありませんし、印面が汚れても水洗いができますので、小まめなお手入れが苦手な方にはオススメです。
「印鑑工房」では、純度99パーセント以上のピュアチタンを使用したチタン印鑑を取り扱っています。
また、ブラスト処理と呼ばれる特殊加工を施しておりますので、傷や汚れがつきにくく長く愛用して頂けます。
<印鑑工房「ピュアチタン」>
大切な印鑑ですので、1日でも長く使えるように日々のお手入れをしっかりとしたいものですね。