【契印は文書の連続性をあらわす】
契印は2枚以上の書類が一体のものであることを示す
「契印」とは、ある内容の文書が2枚以上にわたるものになるとき、それらの文書が連続したもので、かつ一体のものであることを示します。「契印」を[押すことで文書の落丁や差し替えなどがないようにします。契約書が冊子のように綴じられている場合は、ページとページの境目に押印します。袋とじの契約書の場合は表表紙または裏表紙と、帯にまたがるように押印します。
ページとページにまたがるように
「契印」を押すときには、左図のようにページの境目にまたがるように押します。「契印」は契約のために押印した印鑑(会社実印・代表者印)を使用しなければなりません。2名以上の契約者がいる際は、すべての契約者の印鑑が必要です。
※割印は契約に使用した印鑑でなくてもよいですが、「契印」の場合は異なりますのでご注意ください。
契印をきれいに押すには
「契印」を押すときには、ページの境目であるため、押印に失敗してしまうことが多々あります。印影がきれいにあらわれなかったり、ページの片方は濃く、もう片方は薄くなってしまったりします。段差をなくすために下に紙などを敷いて高さを調整することで改善されます。また右図のように、同じ高さの本や板などを2つ使用して押すと、きれいに押印できます。
「契印」を押す際には、押す場所を触って段差を確認してから印鑑を押すことをオススメします。触ってあきらかな段差がある場合は、きれいに押せないことがほとんどですから、少し調整をしてから押印することできれいな「契印」を押すことができます。