【リーズナブルで人気の印材】
木材の美しさと色合いを楽しめる印材
こちらでご紹介する印材は「黒檀」「白檀」「オノオレカンバ」です。どれも木材の中では強度、耐久性、美しさに優れた印材です。
<黒檀(こくたん)>
「黒檀」はインドやスリランカなどの南アジアやアフリカに広く分布している熱帯性の常緑樹です。英語では「ebony(エボニー)」と呼びます。古くから高級家具や仏壇、仏具、建材、楽器など幅広く利用されている銘木です。印材としても優れていて、黒色で落ち着いた色調はとても人気があります。
<白檀(びゃくだん)>
「白檀」はインド、インドネシアのほかにオーストラリアやニュージーランドなど、太平洋諸地域に広く分布する植物です。半寄生植物で、生育するうえで周囲に他の植物を必要とするため、栽培が非常に難しく、年々入手が困難になっている印材です。さわやかな甘い香りを持つため高木としての価値が高く、線香の原料として使われます。また、仏像や数珠などの仏具の材料や扇子の骨など多様な用途を持っています。
<オノオレカンバ>
「オノオレカンバ」は漢字で「斧折樺」と書きます。斧が折れるほど堅い樺の木という意味です。天然木材の中でも重量(水に沈むと言われています)があり、繊維も細かく堅い木なので印材として優れています。日本では本州、北海道に分布し、朝鮮半島や中国東北部など比較的寒冷な地域に見られる落葉高木です。
いずれの印材も木材であるため、朱肉がついたままにしておくと油分がしみこんで劣化してしまいます。お手入れや保管に気をつけることで永くご愛用いただけます。実印や認め印など、個人印鑑におすすめの印材です。