【選ばれるのは伝統ある「篆書体」】
職印・資格印・士業印・先生印では「篆書体」が一番人気
弁護士、行政書士、司法書士、税理士、公認会計士、弁理士、社労士といった様々な有資格者が、職務上の書類に捺印する印鑑のことを、「職印・資格印・士業印・先生印」と呼んでいます。これらの印鑑で最も選ばれているのは「篆書体」です。
「篆書体」は印鑑に使われてきた歴史も長いことから、伝統と格式を備えた書体であり、士業に携わる方々にとってはまさにうってつけの書体であるといえます。
また、印影が複雑であるため容易に偽造ができないことも、選ばれる大きなポイントのひとつです。
所属する事務所や士会によって書体が定められている場合もあります。
「篆書体」の一例その1~弁護士の職印
右の印影は「篆書体」で彫られた弁護士の職印の印影(丸印)です。
職印は先頭に一行ないし二行で資格名を配置するものと、中央に配置するものとがありますが、右の印影のように先頭に配置するものが好まれているようです。
「篆書体」の一例その2~司法書士の職印
右の印影は「篆書体」で彫られた司法書士の職印の印影(角印)です。
右から「資格名」、「氏名」、「之印」の文字が刻印されるのが一般的です。最後に「之印」や「印」の文字を入れて全体のバランスをとっています。
「職印・資格印・士業印・先生印」の印影サンプルがこちらからご覧いただけます。