【住所印や法人角印など用途は様々】
ゴムを印面の素材に使用
印鑑の印面を弾力性のあるゴムにすることによって、インクもよくなじみ捺印がしやすいのがゴム印の特徴です。用途は幅広く、請求書や領収書などでの利用が一般的です。住所や会社名を刻印したもの、学校の先生の検印など様々なゴム印があります。
手書きでは何かとわずらわしいものも、ゴム印をひとつ作っておけば便利です。事務作業が格段に効率よくなりますので、会社、商店もしくは家庭でも、何かしらのゴム印が利用されていることと思います。
ゴム印の種類
ゴム印が明治時代に日本に伝わってから、これまで多くの種類のゴム印が作られました。
ここでは日常生活でよく見るものも含めて、いろいろなゴム印を紹介します。
<住所印>
住所・氏名等が刻印されたもので、最もポピュラーなゴム印です。
台木(持ち手)部分は木が主流でしたが、最近では透明なアクリル素材が増えています。
書体は読みやすいように楷書体や明朝体が好まれます。
<親子判>
書類にあわせて、分割したり組み合わせたりして使える便利なゴム印です。
住所・所属・役職・電話番号・氏名などに分割して、用途に応じて組み合わせて使用します。
印面の組み合わせの一例
<法人角印>
企業での請求書や領収書、その他の書類で日常的によく使われるゴム印です。
<風雅印>
3行のものや4行のもの、横書きのものなどいろいろなレイアウトの風雅印があります。
ご家庭にひとつあると重宝するものです。
<先生が使うゴム印>
学校などで先生がよく使っているゴム印です。
評価をするためのものや、生徒が喜ぶイラストつきのものなどがあります。
<商品の値段を打つゴム印>
商店などで商品の値段を打つのに使われるゴム印です。
印面を回転させて任意の値段を打つことができます。
<落款印>
落款印は書や絵画に押されるもので、姓名印や雅号印などがあります。
姓名印は白文、雅号は朱文で、姓名印→雅号印の順に押します。
書道や絵画をたしなんでいるなら持っておきたい印鑑です。
日常生活に欠かせないゴム印
私たちの生活には印鑑が必要ですが、その大部分でゴム印が使われています。
ここに紹介したもの以外にも多くのゴム印がありますので、興味のある方はぜひ調べてみてください。