【一番人気があるのは古印体】
認め印は読みやすい書体で
認め印は日常、一番使われる印鑑です。
そのため、誰が押したかがわかりやすいように、読みやすい書体が好まれます。
印鑑らしい古風な雰囲気を持ちながら、なおかつ読みやすい書体である「古印体」が人気があり、おすすめの書体と言えます。
古印体の印影の文字は独特の欠けや途切れがあるのが特徴です。
また、「行書体」、「隷書体」、「楷書体」も読みやすい書体として人気があります。なかでも「行書体」は書道の筆で流れるように書かれた字体が美しく、日本人なら誰もが心引かれる書体ですね。
職場で使う認め印には重厚な書体も
職場で使う認め印には、重厚感のある書体を好んでお使いになる方もいらっしゃるようです。実印等で使われる「印相体」や「篆書体」がそれに当てはまります。権威や威厳と言うと少し大げさですが、上司として部下の書類に認め印を押すときに、軽い感じのする書体よりも「印相体」や「篆書体」のような重みを感じさせる書体の印鑑のほうが、確かに書類の重みも増すように思われますね。
「ひらがな」や「名前」で作るのも一興
印鑑はほとんどの方が漢字で作りますので、「ひらがな」で認め印を作るのもまた一興です。あるいは苗字ではなく名前で作るのもオリジナリティがあっておもしろいです。認め印ですから少し遊び心を入れてもよいかもしれません。
とはいえ、認め印といってもしっかり法的効力を持ちますので、押すときには慎重に押しましょう。