【有資格者の職務に必須】
「職印」は士業に携わる方が使う印鑑
弁護士や行政書士など、「~士」とつく、いわゆる「士業」と呼ばれる職業に就かれている方々が使う印鑑が「職印」です。
「資格印」・「士業印」・「先生印」とも言います。
士業に携わる方にとってはなくてはならない大切な印鑑で、職務上の書類に職印を押すことによって、その書類は有資格者が作成したものであるという証になります。
企業内での役職の刻印された印鑑も「職印」と呼びますが、ここでは士業の方が持つ印鑑について説明します。
「職印」の印影と大きさ・素材
職印には丸印と角印があり、丸印は契約書などの重要書類に、角印は請求書や領収書等に使用するのが一般的なようですが、所属の会や事務所によって規則がある場合もあります。
また、行政書士のように資格によって使用できる形状が決まっていることもあります(行政書士は角印のみ)。
サイズは18mm~21mmが多く、15mmや16.5mmなどの扱いやすい小さいサイズで作られる方もいらっしゃるようです。サイズにも所属の会や事務所による指定がある場合があれば、その指定内でのサイズになります。
書体は篆書体が圧倒的に多く選ばれています。
資格名は、印影右または中央に配置します。
素材は日々の業務で使われることもあって、耐久性が高く捺印しやすい黒水牛がよく選ばれているようです。彩樺・黒彩樺のような手になじんで使いやすい素材も人気があります。
「職印」は士業の命
士業の方にとっては「命」と言っても過言ではない「職印」。
だからこそ、こだわりの一品を使っている方も少なくないようです。